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見物人の数 2011.7.7〜

  ロ ケ ッ ト オ ー ブ ン (オーブン付ロケットストーブ)

     
※※ ロケットオーブンはこちらに引っ越しました→→→クリック


             焚き火をして煙が漂うと森の木々が喜ぶ

            こいつが新しく作ったロケットオーブン、室内暖房もしちゃおうって、魂胆だい!
     

             こいつは、最初に作った屋外用のロケットオーブン!
         

  二段式ロケットオーブン     三段式ロケットオーブン      三段式ロケットオーブン改
   二段式ロケットオーブン試作へ 三段式ロケットオーブン改造へ 
 

 基本形 ロケットストーブを作る               室内用  煙突付ロケットオーブンを作る   
ロケットストーブを作る      煙突付ロケットオーブンを作る




ロケットストーブとは

ロケットストーブなるものがネットで色々紹介されとる

1) 庭からでる剪定小枝が使える
2) 完全燃焼し、煙が出ないらしい
3) 材料はタダでもらえるペール缶と、煙突材とパーライト程度と激安
4) オイラでも自作可
5) もしかすると、屋内使用ができるかも!?
6) 小型、軽量で移動可
7) 暖房、調理も兼用可・・・・工夫次第でオーブンも可・・・パンもピザもやけるかも

ラリー・ウィニアルスキーちゅうおっちゃんが発明した代物
ラリーのおっさんによるとロケットストーブの原理はこうだ!
燃料は、比較的細い、枝のようなものを用い、先端(入口側ではなく、奥側)から燃やす
■燃焼室の上部に、直径の2〜3倍の高さの煙突を作る
燃焼室の炎をできるだけ熱く保つため、また、ストーブを高温にしないため、燃焼室と煙突は断熱すること
燃料を通して(あるいは同様に)、コンスタントに空気を供給すること、断熱された煙突内部で高温状態のガスの流れが増す。ただし、過剰な量の空気や、2次空気の供給は必要ない。多量の空気は燃焼ガスを冷やす
■高温の燃焼ガスは熱交換器でトランスファーされる
     「ロケットストーブ雑感」より



ここの住人は寒がりだ
夏はどうかというと「暑がり」だ
寒がりで暑がり・・・始末におえねぇよ
タイマーズ土木作業員のオイラは暑いも寒いも言ってらんねぇのによ〜

ここんちでは冬場の暖房は灯油ストーブと電気カーペットだ
調理と風呂はガスだ
その燃料費だけで年間十数万円が飛んでいくらしい
車を持たないここの住人は灯油買出しも大変だ
いい友人がおって車を出してくれているので助かっているが
冬場の暖房問題はこの家では深刻なんだ
ここんちは庭の植木から大量の剪定枝が出る
なんとかこれを燃料にしたいが薪ストーブが必要だ
薪ストーブもいいが、カマドもほしい
パン・ピザも焼きたい、さらに金をかけたくない
・・・とどこまでも要望が高いときてる

何年間も考えたが、そんな要望を全部満足させる代物はさすがのオイラも考え付かなかった
しかしロケットストーブはこの家の生活にはピッタシのストーブになりそうだ。
早速ペール缶をガソリンスタンドで頂戴して、作業開始することにした。
目標は、屋内でも使え、暖房、調理(パン、ピザ焼き、炊飯、その他)が可能なもの。
それではオーブン付のロケットストーブ(ロケットオーブン)を試作してみよう。



二段式ロケットオーブン試作

2011年6月9日          作 タイマーズ土木作業員  
1 材料ゲット

1) 20L ペール缶(蓋つき) 2ヶ〜3ヶ
2) 900mm長105mm煙突、L字ジョイント、エビ曲
3) パーライト 50L
4) 6mm径50mm長程度のボルト、ナット、10本
5) ステンレスの適当の大きさの蝶番2ヶ、3mm径10mm長程度のボルト、ナット6本
6) あればブリキ板
7) 3mm径程度の小型アルミリベット数十個
8) 210×100×30程度のレンガ2枚



2  ペール缶穴あけ、掃除
金バサミでペール缶蓋部分の中央に、煙突が通る穴をあけ、内部の油を新聞紙、ぼろ布で掃除

上写真)  左が一段目の二次燃焼筒用ペール缶、右が二段目のオーブン用ペール缶


3 オーブン用ペール缶を金鋸で根気良く切る



金鋸を長時間挽いていたら、2〜3日手の痺れがとれなかった。皆さんはサンダーなどを使って切ってくださいね!

4  二次燃焼筒用ペール缶の下脇腹にエビ曲を通す穴をあける




5 二次燃焼筒用ペール缶の下脇腹の穴に、エビ曲を差し込む





6 エビ曲にL字ジョイントを差し込んで一次燃焼焚口を作る


7  二次燃焼筒用ペール缶の上の穴から煙突を差込み切断位置を決め切断

ペール缶の蓋から約数cm伸ばしたところで煙突を切断


8  煙突を二次燃焼筒用ペール缶の上の穴から設置し、パーライトを油口から詰める


9 オーブン用ペール缶の内側にブリキ板を内張りする(なくてもいいかもしれない・・・)


何ヶ所かに3mm程度の穴をあけ、リベットで固定

10 オーブン用ペール缶の蓋部分もブリキ板で内張りし、蝶番を取り付ける

リベットで固定し、蝶番もリベットで固定する

11 蓋部分を本体側に3mm径程度のビスで固定
   蝶番の反対側に金属の適当な取っ手を取り付ける・・・太い針金を加工しボルトで止めた

12 二次燃焼筒ペール缶とオーブンペール缶を接続するボルト穴をあけ、ボルトで固定


パーライトをペール缶とペール缶の間にも詰める
ゴトク代わりのガラクタ箱にあった鉄棒を差し込む

13 オーブン用ペール缶の上面に廃棄口の穴を適当にあける


14 レンガを載せて出来上がり!


15 とりあえず・・・・完成!



16 試運転


点火すると炎が吸い込まれていく・・・一応成功

17 パン生地(小麦粉とベーキングパウダー等) をアルミホイルに置き蓋を閉めて焼いた



少し煤けたが・・・・

立派な?パンが焼けた。一応オーブンだが、少し煤ける

18 乾燥野菜用網かご

直径28cmのバカ安い業務用使い捨て網があったので、ペンチで加工して直径を26cm程度にし、針金で4つ〜5つを固定

オーブンの中に納まるようにしてみた

試しに庭のドクダミの葉を乾燥させてみた


結果は写真を取らなかったが、周囲は炭になっていた。改良せんと・・・

19  ジャガイモをホイルで巻いてオーブンで焼いた

レンガの上にホイルに包んだジャガイモをのせて焼いたが、若干火力が足りなかったみたい。
一応食える!もっと時間をかけた方が良かったかも・・・

20 飯盒に白米2合を入れレンガの上で焚いた

途中からレンガの隙間を空けて、少し直火が飯盒に当たるようにした。
約30〜40分焚いてみたところ、抜群に美味しいご飯が炊けた。これには感動した!

「二段式ロケットオーブン」の問題点
  二次燃焼筒が短いため、吸い込みが弱い・・・一次燃焼室の焚口から煙が逆流し易い
  しかし、十分能力はあり、オーブンとしても実用になる。
  オーブン部分を作るのに時間がかかった。




三段式ロケットオーブン改造

2011年6月11日        作 タイマーズ土木作業員

「二段式ロケットオーブン」を、「三段式ロケットオーブン」に改良する

21 蓋つきペール缶をゲットし、上下に煙突の穴をあける

前回と同様に油を掃除する

22 一段目の二次燃焼筒と二段目の二次燃焼筒のペール缶をボルトで接続する



23 二段目のペール缶の上部にも接続用のボルト穴と、パーライトを入れる口をあける


24 ボルトはあらかじめ下から通してナットで固定し、煙突を差し込む

煙突を適当の長さに切断して、上からしたの煙突に差し込む

25 穴からパーライトを充填する


26 三段目オーブンをボルトで固定する


27 二段目と三段目の間と、三段目の底にもパーライトを敷き詰める


28  三段式ロケットオーブン・・・完成!

上にヤカンを載せる場合は、排気空間を保つため網で浮かす

29 試運転


火の吸い込みはすこぶる良い!点火時も、不思議とすぐに吸い込むのはなぜだろうか

30 4合の白米と3合の玄米の飯盒2つで挑戦!

レンガの上から飯盒を焚いたため、火力不足で時間がかかりすぎた。
飯盒でお米を焚く場合は、レンガをどけて直火で焚くべし!!!

途中あけて見たが水気が多かったので、時間をのばして焚いた。まあまあのでき。

31 一次燃焼部と焚口の改良
吸い込みはいいのだが、焚口の空気の流れが不安定だった。煙が焚き口の上に上がることにあった。二次燃焼筒への空気の取り入れ口がないのも問題かもしれない。

1) 焚き口の燃料投入口を斜めにし、上半分に空気取り入れ用の小さな穴をたくさんあけた
2) さらに一次燃焼室の下の四分の一程度に奥の二次燃焼筒に届くように空気取り入れ口をブリキで追加した。
3) L字ジョイントの蓋に穴をあけ、空気取り入れと燃料投入の補助口とした(上写真の円形蓋の下部三日月状の穴が、二次燃焼筒への空気取り入れ口。円形の大きな穴が空気取り入れと燃料投入の補助口)

32 燃焼テスト



以前よりも燃焼は安定している。空気が十分に流れ入り易いのだと思う。
ただ、一次燃焼室部分は断熱していないので、火が途中で消えてしまうことがある。
一次燃焼室の周囲にも断熱材で覆う必要がありそうだ!

33  飯盒でパンを焼く

レンガを並べた上に飯盒を二つ並べた。小麦粉200g、ヨーグルト+豆乳200cc、ベーキング小2、あと砂糖に塩を適量。一つはゴマ、一つはココア味・・・発酵もなにもせず、混ぜてすぐ焼き始めた

吸い込みは以前に比べてかなり良好!

20〜30分程度して取り出したら・・・上出来!





34 安物25cm10inchダッチオーブン・・・ゲット!

10inch ダッチオーブンの大きさがペール缶にはぴったりの大きさだ。
オーブンの扉を閉じる時、取っ手の部分が邪魔になるので、扉を取っ手の高さのところで切り取った。
オリーブオイルで何度か焼いて、ドクダミとスギナを炒めて・・・慣らし終了

35 夕食・・・飯盒のご飯と野菜トマト味のスープ



おこげご飯がうまい!


おこげご飯で作ったおはぎ・・・・これまたうまい!

36  ダッチオーブンでパンを焼きながら、ご飯とスープを焚いてみる

小麦粉は400g+ベーキングパウダー+ヨーグルト+砂糖+塩+干ブドウ、発酵なし混ぜてすぐ焼く





ダッチオーブンの上から、飯盒のご飯4合とトーフスープの飯盒を載せてみる


上からみるとまあまあのでき

下は黒こげ、さすがに炭の部分は食べられない

ハイ! 今夜の夕食です。ミミカの飲み物は抹茶ラテ、お湯は勿論ロケットオーブンの上に載せたヤカンのお湯を使いました。


37 800g小麦粉のデカパンを焼く・・・・これは非常識なので皆さんは真似をしないでネ!

小麦粉800gにドライイースト、ヨーグルト、砂糖、塩、干ブドウ、クルミなど入れて30分程発酵させたら、膨らみすぎた。とりあえずダッチオーブンに全部入れ焼くことにする。
今回も飯盒2ヶを上に載せた。一つは4合のご飯。一つは味噌汁。
こんなに大量の煮炊きをして大丈夫なのだろうか?




本日の夕飯セット


途中だして見たが、焼けてなかった。結局50分もかけて焼いた。蓋にピッタリへばりついて、かなり圧縮されたかんじ・・・・フワフワ感は全くない。
次回は、200g〜300g程度の小麦粉から始めよう



たっぷり保存食!これだけ食料があると安心

一応、これで三段式ロケットオーブンの実演テストは終了!



ここまでの総括

二次燃焼筒の長さと基本構造
  二段式ロケットオーブンは二次燃焼筒が短いので引き込みが弱いが十分実用可
  三段式ロケットオーブンは二次燃焼筒が長いので引き込みが十分あり、火の調整がし易い
  火を着ける時、火が消えた時に煙が出るが、その他の時は煙は全く出ない。
  勿論火の粉は出ない。
  ただし、紙を多量に燃やした場合は、紙独得の黒い燃えカスが排気と一緒に飛ぶ場合がある。
  あの紙の燃えカスは散らかって気分が悪いので、紙は燃料としては使わない方がよい。
  木、葉、ワラ類は白い灰になり、紙の燃えカスのように飛ぶことはない。
ロケットオーブンでパンを焼く
  オーブンの中で直接パンを焼くと、少しすすけるが気にならない人はどうぞ!
  すすけるのが嫌な人は、パンを焼く時、飯盒や蓋つきの鍋に入れて焼きましょう
  アルミホイルでもいけます
ロケットオーブンでご飯を炊く
  飯盒を使って直火で炊くと、火加減と時間次第では、もちもちでメチャクチャうまい飯が炊ける
  この飯を一度食べると、電気炊飯器でご飯を炊く気にならなくなってしまう。
一度に煮炊きできる量
  オーブン内に一度に入れることができる最大量は、ダッチオーブンと飯盒2つ。
  飯盒が直火が必要な場合は、ダッチオーブンを終了した後、飯盒だけで調理すればいい。
  さらにオーブンの上面にヤカンを載せておくと、料理中にお湯が沸いている。

  燃料は薪や小枝、葉。庭木の剪定枝を乾燥させ事前に丁寧に切りそろえておくと良い。
  一次燃焼焚口が小さいため、一度に大量の薪を入れられない。
  したがって、こまめに小枝を投入する必要があり、人がついている必要がある。
  薪くべが意外と忙しいので、あらかじめ枝を切りそろえておくと良い。
  新聞紙などいらない紙は小さく切って丸めておくと、すぐに使えて便利。
火のつけ方
  一次燃焼口に小さな枝や燃え易いもの、紙をある程度入れておく。
  ライターで新聞紙に火をつけ、L字ジョイント蓋の穴から投入する。
  最初煙が出るが、火がつくとすぐに二次燃焼筒の方に火と煙が吸い込まれて、完全燃焼し始める
  途中薪の火が消えた時は、薪を追加した上で小さな新聞紙に火をつけ、蓋の穴から投入する。
  ※途中で炎が消えるのは、燃焼部の温度が低下 しているためかも知れない。
焚口の形
  焚口を上向きの場合、長い枝を入れておいた時に火が上に上がることがあった。
  (二段式ロケットオーブンのテストなので三段式の場合は直立していても問題ないかも知れない)
  そこで45度程度傾けることにした。どちらがいいのかまだ分らない・・・。
  焚口の中で炎と煙の流れが不安定なので、空気穴を大量にあけてみた。
  今のところ炎の流れはスムーズだが、燃焼部の温度が過剰な空気で下がっているかもしれない。
  一次燃焼部の断熱がされていないためか、薪の量が少なくなると炎が消えて煙がでる。
  これを解消するためには、一次燃焼部を断熱する必要があると思う。
二次燃焼筒への空気取り入れ口
  二次燃焼筒への空気取り入れ口を設けたが、本当は必要ないかもしれない。
  発明者のラリー・ウィニアルスキー氏のロケットストーブの原理によると
  「過剰な量の空気や、2次空気の供給は必要ない。多量の空気は燃焼ガスを冷やすからである」
  とあったので、二次燃焼筒への空気取り入れ口と燃焼室の形状を検討する必要がある。
灰かき
  一次燃焼部が狭いため、長時間連続の使用が向かない。
  灰が溜まると空気の流通を妨げるので燃焼が不安定となり、煙が出易くなる。
  一回(1〜2時間程度)の調理が終わった時点で、灰は蓋を取ってかき出す必要がある。
  連続的に燃焼させる場合は、途中で鉄の棒の灰かきを使って、灰を出しながら使用するとよい。
ロケットオーブンの接地場所
  現在屋根つきのベランダに設置している。
  屋根は2m程度の高さの透明波板。廃熱の温度による問題はない。
  屋内の使用を目指しているので、今後改良が必要。





ロケットストーブ
http://www.youtube.com/watch?v=YIMi0DVDvqw&feature=related
ロケットストーブの紹介
イッコオーウ?ンで丸パンを焼く短縮版.m4v
ロケットストーブ普及協会
ペール缶ロケットクッキングストーブの作り方
ロケットストーブの作り方
ロケットストーブの仕組み

炉、オーブン、その他
キャプテンスタッグ ダッチオーブン コンボクッカー25cm → アマゾン
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鋳鉄製グリル
耐火セメント 昔は、カマドを作るときは、耐火セメントなんかなかったので普通のセメントに石灰と砂を混ぜて耐火セメント代わりにしていたとの事
ピザ窯焼床の作り方
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赤外線照射温度計 AR300

かまどの作り方
1、ひび割れしにくい粘土を作る
粘土は乾いていくとだんだん縮みます。瓦などに使う粘土は乾かして焼くと、元の一割くらい縮むものもあるようです。粘性の強い土を粘土といいますが、粘性が強いと割れやすくなります。そこで粘性を弱くするために土や砂を入れ、つなぎに切ったわらを入れます。そうすることで割れにくい粘土ができます。
2、枠作り
竈の外形を決めてその大きさの木枠を作ります。
燃焼室の位置を決めてオイル缶をおきます。
焚口の位置を決めて枠をおきます。
焚口の枠と燃焼室用の枠の隙間は新聞紙などを
入れて粘土が入ってこないようにします。
3、竈突き
竈を作ることを「竈突き」といいます。実際に作ってみるとわかりますが、粘土を木枠に入れて棒で突くという作業がほとんどで、ここから竈突きという言葉が生まれたようです。突く事で粘土中の空気が抜けるので割れにくい頑丈なものができます。しっかり突くと枠が膨らんできますので、枠はしっかり作り、膨らみ過ぎない程度に良く突きます。
粘土の代わりに石を入れると、使う粘土量が少なくなり強度も増します。なるべく平たい石を使います。石を置いて粘土を乗せて、石を置いて粘土を乗せて・・・。  
また竈の四隅に鉄筋を入れると柱の役割をするので、丈夫な竈ができます。
竈が上のほうまでできてきたら、竹を使って煙の通り道を作ります。煙突の穴はまっすぐ出してもいいし、直角に曲げて上に出しても良いです。
煙突は大き太すぎると炎が煙突から逃げていってしまうので、焚口から炎が溢れ出てくるくらいの太さがいいといわれています。
焚口と窯を乗せるところは一番崩れやすいので、石などで補強しても良いですが、火であぶっても割れない石を選ばなければいけません。
4、仕上げ
オイル缶を抜き、木枠をはずすと粗仕上げの竈が出てきます。燃焼室の壁を削って丸みをつけます、こうすることで火の巡りが良くなるようです。
燃焼室の内側には粘土と細かな砂を練ったものを塗り、竈の表面を粘土に麻の繊維を練りこんだものを塗って仕上げます。これを塗るとひびが入りにくくなるようです。
    http://www.joy.hi-ho.ne.jp/sumipe/kamado/product1.htm  より

焚き火を囲んで/高野通信と食工房のパンだより
ところでその昔、焚き火には重要な役割がいくつもありました。 煮炊きをしたり暖を取ったりすることはもちろん、例えば茅葺き屋根の家だったら、家の中の湿気を追い出したり、煙が回ることによって材木の防腐効果があったりしたのですね。 また、外で焚き火をすることは、家のまわりに猛獣や害獣を近寄せない効果絶大でした。 野生の動物たちは、そもそも煙のにおいには一様に警戒しますからね。 肉が焼けるいいにおいも、動物たちにとっては山火事で逃げ遅れた仲間が焼け焦げるにおいなのですから。
そしてもう一つ、人間が焚き火をして煙が漂うと森の木々が喜ぶ、という言い伝えをご存知でしょうか? これを科学的に解釈するなら、煙の殺菌作用や防虫効果によって、森の木々が健全に成長出来るのかも知れないということです。 宗教においても、煙は浄化の意味をもって使われていますね。 科学的実際的意味においても、符合しているはずだと思います。
     http://pub.ne.jp/IIDE/?entry_id=3166161   より


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