ジ ャ ガ イ モ
春ジャガイモの育て方
ジャガイモのキュアリング
キュアリングは、傷口をコルク化させ、腐敗を防ぐ目的で行われる。キュアリングの日数は、2,3日〜1週間程度で良いようだ。「ジャガイモのキュアリング処理,
北海道大学 農産物加工工学研究室 横江未央, 2001」によれば、「湿度50-90%では、湿度によってコルク層の形成される厚さは、ほとんど差はなく、湿度が高いほど傷口からの水分蒸発が抑えられる。コルク層の厚さは7日目以降ほとんど変化しなかった。」
ジャガイモの切断面に草木灰を塗ると、キュアリングが遅れるので、灰は塗らない。なお、近所のホームセンターでは「病気を防ぐ為に、切り口に草木灰をまぶす」と書いてあった[2010年]。日光に当てて乾燥させるのは種イモが弱る。
植付
植えつける時には、種イモは必ず萌芽しているのを確認すること。自然農では、植える場所だけ穴を掘る。深さ10〜15cm程度の穴に、全粒イモ(丸のままのイモ)は頂芽が上に、切断イモは切断面を下にして、種イモを置き、土を被せる。土の厚さは、5cm程度でよく、厚くすると出芽が遅れる。株間30cm、条間40-50cmとする。植付後、3〜4週間で出芽する。
遅霜にあうと新芽は枯れるが、再び芽を出す。しかし、生育は遅れ、収量も低下する。写真は2010/4/25撮影
芽かき
草丈10cmくらいになったら、株元を手で押さえながら、2〜3本残して芽をかきとる。2本残す人が多いようだ(株間が広い時は2本〜数本でもいいようだ)。丁寧に抜いた芽は、欠株になったところに植えてもいいようだ。
芽を少なくすると、大きなイモとなるが、数が少なくなる
芽を多く残すと、小さなイモとなるが、数が多くなる
培土
植え付けが終了した時点で、窪んだ状態であり、地表面まで5〜10pの穴になっているので、出芽後3週間までに、できれば早め7〜10日後に培土を行う。培土によって、窪みに水が溜まるのを防ぐ意味もある。出芽後、約3週間で、つぼみができ(着蕾期)からイモの肥大が始まる。新しいイモは、種イモの上部の地下茎から横に出た側枝(ストロン)の先にできるので、培土をする必要があり、草丈が20cmほどになったら厚さ15cm(少なくとも10cm)になるように土を寄せる。また、覆土を厚くすることにより、気温が30度を超えるような時でも、イモの肥大に適した地温にすることができる。
慣行栽培法では、必ず培土をするが、自然農では、ジャガイモの株元に厚く草を敷くという方法もあるし、緑イモができてしまった場合は種イモにしてしまうこともできる。
なお、慣行栽培では、土寄せと一緒に追肥を行う。自然農で、地力が足りないと思われる場合には、土寄せの時に油粕、米ぬか等を施せばいいと思う。
http://naturefarm.iti5.net/?eid=25 より
秋ジャガイモの植え付けの時期
ジャガイモは、植えつけてから霜が降りるまでの100日間生育させる。一般的には、秋栽培は関東以西の暖地では、植え付けは8月中旬〜9月中旬である。霜が降りる日を予想して逆算して植える日を考えるが、早霜のこともあるので注意が必要である。関東北部では、初霜に左右されて、栽培期間の確保が難しい。
前橋気象台での初霜の平年観測日は11月13日であるから、その100日前は8月5日になる。ジャガイモの生育適温は、12度から22度で、23度を超えるとイモの肥大は止まるので、あまり早く植えつけても良くない。イモの形成は、着蕾期から始まるが、着蕾は植えつけてから約5-6週間後。群馬県前橋市の平均気温は、9月上旬24.0度、中旬21.9度、下旬19.7度(前橋の旬ごとの平年値:気象庁より)であるから、8/5から5-6週間後の9/9-16では気温が高い。イモの肥大期間は60日間が望ましいが、初霜が遅くならない限り十分な肥大期間は確保できない。
育芽
秋ジャガイモは、浴光育芽よりも砂床芽出し(冷床育芽法、芽出し床)が良いようだ。川砂に埋めて、乾燥しないように水をかけておく。
浴光育芽は、春植えでは直射日光にさらすが、25℃以上の高温になると「黒色心腐」が発生するそうである。秋植えでは、どうするのだろうか。前橋では、例年9月中旬頃まで晴れれば最高気温が30度を超える日が多い。風通しの良い明るい日陰にジャガイモを置いておけばいいのだろうか?
・キュアリング
秋ジャガイモの植え付けでは腐りやすいので、小芋を丸のまま植えるか、切断する時はよく5日程度キュアリングする。切断は1片が40グラム程度とし、頂芽を通るように、縦に切る。ジャガイモの頂部の芽は、基部に近い芽よりも早く芽が出る。縦に切ると、切断面が大きくなり、腐りやすいので、必ず十分にキュアリングする。キュアリング期間中は湿度を高く保ち、種イモの乾燥を防ぐ。日光に当てて乾燥させるのは種イモが弱る。切断面に灰を塗ると、キュアリングが遅れるので、灰は塗らない。
じゃがいもシリカ〜じゃがいも腐りどめ〜
珪酸塩白土(シリカ)は、秋田県で採掘される白い粘土で、ジャガイモを切ったあとに切り口によく付着させて使うと腐敗の防止や発芽発根の促進になるという。
・植え付け、培土、芽かき
春ジャガイモと同様に行うが、秋ジャガイモでは、気温が高いので、草マルチを厚めにし、地温が上がるのを防ぐ。植え付け後、2〜3週で出芽するので、2週間で草マルチは取り除く。
・収穫は、霜が降りて地上部が枯れてから。畑にそのままにしておいて、凍らなければ、年を越しても食べる時に収穫してもよい。
・群馬県太田地区の例では、キタアカリ、アンデスレッド、インカのめざめ、の3品種を8/11植え付け、11月上旬収穫
http://naturefarm.iti5.net/?eid=13 より
主要品種の特徴
1.農林一号 春秋二期作が可能
中部関西での秋植えの定番品種。各種病気に強くて、芽の浅いやや偏平な丸い芋がたくさん穫れます。食味としては普通ですが、ポテトチップスの原料として定評があります。 高温期の青枯病にも強いので少し慌てて植え付けてしまっても大丈夫!
2.デジマ 春秋二期作が可能
暖地で春・秋2回作れる品種ですが、特に秋植えで外観の良いジャガイモが穫れます。秋植の収穫期は農林一号より少し遅い中晩生種。芽が浅く、きれいな皮色で少し偏平な丸い形状で外観抜群です。秋まきの肉質はややほくほく系でポテトチップス・ポテトサラダに向きます。高温期の青枯病に弱いので早蒔きは避けて下さい。
3.ニシユタカ
デジマと同じくらいの収穫期ですが、後半の肥大性は抜群!芽も浅く適期に穫ると外観良いのですが、収穫遅れになると肌荒れが目立ちますので青果出荷では注意して下さい。淡黄色の肉色でやや粘質なので煮くずれしにくい特長があり、シチューや煮込み料理に最適です。少し病害に弱いので栽培は丁寧に!
4.普賢丸
暖地向けの品種。形が丸く、芽も頂芽以外は非常に浅く黄色い皮と相まって上々の外観です。黄色い肉色でやや粉質系の肉質になり、マッシュポテトや粉ふきいもに最適です。青枯病に弱いので秋の植付けを早くしない事と風で枝が折れると軟腐病が出やすいので丁寧な栽培を!
5.アンデスレッド & シェリー 春秋二期作が可能
春も秋も栽培できる品種です。その分休眠が短く貯蔵には向かないので早く召し上がって下さい。細かい特性は春植えジャガイモの項をご覧下さい。
6.春より植付け期間が短いのでタイミングを逃さないように! 中には高温期が苦手な品種もあるのでますます植付け時期が重要になります。生育後半は気温が下がって病害の危険性も減り春作より作りやすい面もありますのでお試し下さい。
http://www.msk-net.co.jp/itemlist/others/autumn_potato.html より
種芋の保存方法
基本的に、秋作で収穫したジャガイモを翌年の春作に種イモとして使用することは可能です。ただ、品種によっては(休眠の関係で)春になっても芽が出てこないことがあります。もし、定植1ヶ月前ぐらいになっても、芽が動き出していないようでしたら、萌芽処理をして芽を出した方がより安全だと思います。萌芽処理は、植付けの20日〜25日前に日当たりの良い、凍結しない場所にイモを広げ、日光に良くあてると芽が出てきます。芽が3〜4oになったら、頂部から基部に包丁を入れて、切り口が乾燥した状態で芽のあるもののみ植えます。(1片30〜50gが基本。60g以下なら切らずに1個そのままを植えればいいです)逆に芽が伸びている場合は、徒長していなければ、そのまま植えればよいかと思います。種イモの保存は、風通しの良い、暗いところで貯蔵します。(最適貯蔵温度:3〜5℃、最適貯蔵湿度:90〜95%)光が当たると芽が出たり、イモが緑化してしまうので、ムシロなどをかけることをオススメします。また、腐れや病害が出ているものは、他の正常な種イモに影響を与えることがあるので、あらかじめ選別しておくとよいかと思います。ジャガイモは、収穫したイモを種イモとして使用できますが、何年も繰り返すと品種特性が低下したり、ウイルス性の病気に感染して生育が悪くなったりします。あまり生育が悪くなったり、できるイモが小さくなってきたら、新しく種イモを購入して、更新していただいたほうがよろしいかと思います。
http://www.jainaba.com/yasai/advice/y_zyagaimo.htm#hozon より
6月に収穫したジャガイモ(メークイン)を使って毎年秋植え
春用のメークイン・男爵で秋ジャガはできます。しかもかなり成績が悪いということもなく「やっぱり春作よりは劣るなぁ。」といった程度でできます。
あまりにもみなさん「できない」というので地域性もあるのかなぁと思っていますが、質問者様は私と同じ温暖地ですので大丈夫と思います。ただ何年も失敗しているのは何か別の理由があるかもしれませんね。ちなみに私はにわとりの卵大のものを切らずに9月中下旬に植えるだけです。春作みたいに一株から5本も6本も芽が出なくて1〜2本ですが出芽率は90%以上です。
余談ですが、私の知人は何年も、去年から菜園を始めた息子は去年の秋初めて自前の男爵でやっていますがそれなりに収穫しています。さすがにみんな春植える種芋は購入しています。
当地では6月に収穫したジャガイモは保存中10月はじめくらいから激しく芽を出します。6月に畑に掘り残したものは10月にことごとく出芽します。それならばということでわたしも何度かやっています。他の方に回答したものです↓。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1343428088
こちら東海地方沿岸部です。
ジャガイモの栽培
秋ジャガイモ(秋作)栽培
・植え付け、培土、芽かき
春ジャガイモと同様に行うが、秋ジャガイモでは、気温が高いので、草マルチを厚めにし、地温が上がるのを防ぐ。植え付け後、2〜3週で出芽するので、2週間で草マルチは取り除く。
・収穫は、霜が降りて地上部が枯れてから。畑にそのままにしておいて、凍らなければ、年を越しても食べる時に収穫してもよい。
・群馬県太田地区の例では、キタアカリ、アンデスレッド、インカのめざめ、の3品種を8/11植え付け、11月上旬収穫
種イモ@ 6月中旬に収穫したキタアカリを種イモにしてみる。
8/7 影干し。見た目は、収穫した時と変化はなかったけれど、明るい日陰で、影干しをしてみる。
8/16 影干したらジャガイモの皮が緑っぽくなったけれども、芽は出てこない。そこで、冷床育芽法をしたいけれども、砂がない。砂の代わりに畑の土をジャガイモにかけて、風通しの良い日陰に置いておいた。
8/23 冷床のジャガは、まだ何の変化もなし。
9/5 植え付け@-A 畝12NL 無施肥
冷床のイモはまだ何の変化もないが、食べるために置いておいたイモの中に、3個だけほんの少し3ミリ程度の芽が出ているイモがあり、重さは4,50グラムだったので、そのまま植え付けた。
9/7 春に収穫して食用に保存していたキタアカリで、ほとんどのイモで芽が動き始めていたのに気がついた。先週、見た時は、ほとんどのイモの芽には変化がなかったのに、既にほとんどのイモが0.5ミリ程度の長さの芽になっていた。まだ、萌芽といえる3ミリの長さになっているものは、少ないが、今週末には、増えていそうである。9/12に植えつけると、100日後は12/21となり、この頃は降霜があって当然の時期になってしまっている。
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ジャガイモの収穫量
種芋1片(約40g)から400g〜600g程度の収穫が見込まれる
100kgの収量を見込む場合、種芋8〜10Kgほど用意して、200〜250片ほど植えつける
1坪あたり12〜13kg
乾燥ジャガイモをつくってみる/ジャガイモからデンプンを取る
千切りしたジャガイモを水にさらす
さらした水の上水を捨て水を乾燥させるとデンプンができる
千切りしたジャガイモを乾燥させて保存する
2011年2月10日、ジャガイモの種芋を植えた。
玄関横の畝、シュロの木、その他樹木と隣家の影になって、日当たりは十分ではないかもしれないが、仕方がない。
種芋は12ヶ。これだけです。
場所は玄関横。
二畝の中央部分に6ヶづつ植える。
例の如く事前に廃菌床と糸状菌の竹チップを土に混入済。
これは孟宗竹を八等分した竹ヒゴ
種芋を植え、保温のためのビニール袋をかぶせたところ
ワラをしいて竹ひごを刺し、ビニール袋をかぶせて出来上がり。翌日はまれに見る大雪だったが一応壊れなかったようだ。
一応時間帯によっては日は当たっているが、午前中はあまり日当たりはよくない。
4月2日、待望の発芽。12ヶ中4ヶが発芽した。
4月6日
4月11日
4月12日、ジャガイモの芽欠き
4月15日
4月20日のジャガイモ
4月29日
5月1日
5月3日、4月12日に芽欠きした芽を別畝に植えてみたものの様子
2011年4月12日、裏の畑の一画に植えたジャガイモ・・・食用のジャガイモに芽が出たので植えてみる
4月29日
5月3日
5月6日、玄関横の畝の一本がネキリムシに食べられた
5月10日、裏畑西北のジャガイモ
5月10日、玄関横のジャガイモ
5月10日、芽欠きのジャガイモ
5月11日、裏畑西北のジャガイモ
5月11日、ネキリムシ対策で、玄関横のジャガイモの茎接地部分に紙を巻く
5月12日、玄関横のジャガイモ
5月15日、玄関横のジャガイモの花
5月15日、裏畑西北のジャガイモ
5月24日、玄関横のじゃが
5月24日、裏のジャガイモ
5月30日、玄関横ジャガイモを半分収穫
今年は例年より20日程早く入梅した。5月下旬に4日連続で雨がふった。芋が腐るよりいいので新ジャガで食べようと思い、収穫することにした。
5月30日、梅雨の合間に同時に収穫した、新玉ねぎ、ニンジンと一緒に記念撮影!
6月3日、裸の新ジャガ
6月3日、裏畑のジャガイモの花
6月4日、 新玉とにんじんのフライ&新じゃがの粉ふき芋
6月4日、残りのジャガイモの葉がかなり虫に食べられている・・・ヨトウムシだろう!?根っこ辺りの土の中を探すと出てくるだろうが・・・
6月上旬、ジャガイモ跡地にもちキビを直播
→8月中旬に秋ジャガ種芋を植え付け予定
6月10日
採りたてじゃがサラダ
6月14日裏のジャガイモ
6月19日、4月12日に芽欠きしたジャガイモの芽を植えたのが大きくなったが、虫に食われてトゲトゲになったので抜いてみた。
小粒だが、種芋には十分なりそうだ。これで芽欠きしたものも捨てられないことが分った。
6月21日
みみかの手作りおやつ/いももち
6月24日、13番畝近くのこぼれジャガイモが枯れたので抜いてみると、それなりに芋がついていた
7月3日、裏のジャガイモ
7月12日、ジャガイモの葉が枯れてきたので、裏のジャガイモを収穫した
収穫したジャガはメークインと男爵の小芋
早速、ロケットオーブンで調理して新ジャガを味わった・・・・皮を剥かずにそのまま食べた
新ジャガはとてもうまかった
7月14日、裏のジャガイモ収穫後の畑
7月18日、ロケットオーブンでご飯を作るC
7月21日、ロケットオーブンでご飯を作るD
裏で取れた新ジャガ
皮付きのまま小粒は3つまとめてホイルでつつむ
ロケットオーブンのパン焼きのついでに焼く
さらに超小粒のジャガイモを皮付きのまま野菜煮込みに
超小粒の新ジャガは皮付きが超ウマイ!
9月30日
遅いジャガイモの植え付け (インカの瞳)
久しぶりに縁の下をチェックする。縁の下に保存していたインカの瞳は全て大きな芽が出て、既に食用にはならなくなっていた。
そこで 9,15,17,21番に時期は遅いがジャガイモを植えた。さてどうなることやら・・・・
キタアカリはまだ食用が可能。少しは芽が出ている。
10月16日、9月30日に植えつけたインカの瞳の芽があっちこっちから出てきた
10月329日、色々の小粒ジャガが芽をだしているので、遅いけど土の中に入れてやろう
11月1日、9月30日植えたインカの瞳はどこも急成長!
11月5日
11月9日
11月15日
2012年3月2日、ホームセンターで購入した「キタアカリ」の種芋(小粒)5kgを2番、3番畝に植えた
4月27日
5月13日
5月30日
6月2日
6月9日 小玉と小じゃがの丸まるスープ
6月11日 小玉と小じゃがの丸まる煮
6月17日
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