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  竹 チ ッ プ ・ ハ ン ペ ン 糸 状 菌 ・ 廃 菌 床 を 土に入 れ る


2011年1月末日、竹チップと糸状菌のコロニー「ハンペン」、そしてキノコ農家の廃菌床をいただきに行くことになった。
炭素循環農法によると、原理はいたって簡単だ。肥料を土に鋤き込むのではなく、炭素資材を土の比較的浅いところに鋤きこんで行く。
炭素資材を最も効率良く、安定的、持続的に分解し得るのが、糸状菌、キノコ菌類だ。

キノコ菌、糸状菌は土中や自然界に生息しているので、炭素資材を土に投入すればいずれキノコ類、糸状菌類が増えてくることは間違いないだろう。
しかし手っ取り早くキノコ菌と炭素資材を同時に土に投入する方法として廃菌床が一番いい。
竹林の糸状菌のコロニー「ハンペン」もいいに違いない。

そこで知り合いの竹林に以前竹処理した時の竹チップの残骸と、「ハンペン」を頂戴することができたので、ダンプのレンタカーで取りに行った。
竹チップと糸状菌類を大きなビニール袋に50袋はあっただろうか。
おまけに竹もいただいてきた。

下の写真は竹林で見つけた発酵臭のある味噌状態のもの。樹液酵母のようでもあり、麹菌、乳酸菌発酵、酵母発酵あたりに生成物なのだろうか?




レンタカーのあるうちにと、キノコ農家さんに廃菌床をいただきに行った。







廃菌床には椎茸栽培としては不適当らしき青カビが蔓延したものや、雑菌が入ったもの、キノコ菌がうまく育たなかったものなど、処分するために野ざらしになっていたものをいただくことができた。
全部で200ヶ程もあっただろうか。
青カビで覆われた廃菌床でも土に入れるとしばらくするとカビは消えてしまう

茶色のものや、真っ白のものもあった

廃菌床



まず、竹チップで糸状菌が混じっていないものは通路の土の上に覆った。今までは雨が降ると泥だらけ、水溜りができて歩きづらかったが、竹チップを蒔いた後は雨でも水溜りもぬかるむこともなくなった。

廃菌床と糸状菌のハンペンは次の2枚の写真のように畑の土に浅く混ぜた。



既に作付けしている畝には畝間の斜面に廃菌床を軽く鋤き込んで、乾燥防止のためダンボールやビニール袋で覆っておいた(ソラマメ、エンドウ)


既に作付けしている畝には畝間の斜面に廃菌床を軽く鋤き込んで、乾燥防止のためダンボールやビニール袋、板で覆っておいた(小カブ、ニンジン、大根、玉ねぎ)


作付けしていない畑には糸状菌、廃菌床を投入した後、全体にムシロやゴザ、ワラ、トタンをかぶせて、乾燥を防いだ。


※古畳
因みに我が家の畑に蒔いているワラは、全て我が家の古畳を解体して再利用したもの。
我が家は古民家を手直ししたもの。昔なじみの「田の字」の家。その全てが畳敷きだったが、ボロボロだった。そこで全ての畳をはがして、板張りに改造した。
結果出てきたのが20枚の古畳。
しばらくどうやって処分しようか?嘆いた挙句、6年間ベランダの縁の下にほおっておいた。
福岡正信翁の「ワラ一本の革命」を読んで、ワラの素晴らしさを知ったのが2010年だった。それからたまに畳を解体してはワラを畑に蒔き始めるようになった。今では畳を解体したワラは欠かせなくなった。既に10枚以上解体して全て畑にまいてしまった。
副産物として、ゴザとムシロが出る。それらも畑に糸状菌や廃菌床をすき込んだ後に乾燥防止のため重宝している。ゴザやムシロは他にも7頁のビニールハウス内の苗床の保温用等に使っている。
古畳は我が家の自然農生活にとって欠かせないツールとして大活躍してくれている。


2011年6月13日
いただいた廃菌床数十個を、ほぼ全ての畑の表面にまいた。一部は草を刈った上から廃菌床を播く。

2011年8月30日
廃菌床を数十個頂きに行く

2011年9月2日
裏の15,16番あたりに十数個混ぜる

2011年9月14日
1,2,3,23,24番に二十〜三十個混ぜる





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