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  菌 / 微 生 物 / バ ク テ リ ア / 粘 菌


菌/バクテリアは人間の目には見えないが、あらゆる生物生存の根底を支えている極めて大切な存在。我々人間は肉眼の目に見えないものに対しては、無意識の内に無視してしまいがちだ。
そこで、あえて 「菌」や「微生物」「バクテリア」などのコーナーも作ることにした。

次の3枚の写真はキノコ菌が蔓延した廃菌床。

それを土に鋤き込むとしばらくするとこんなに白くなる。




微生物の数

「肥沃な野菜畑の1グラムの土には、数億から数千万、数百の微生物(細菌、糸状菌、放線菌、原生生物、藻類など)が生きている。例えて言えば、片手に盛り上げた良い土壌の中には、この地球上の全人口よりはるかに多い生物が生きていることになる!」
「人類は、〈生命(いのち)の時代〉というものをはっきり自覚するか、さもなければ没落していくだろう!」
――E・ヘニッヒ著中村英司訳『生きている土壌―腐植と熟土の生成と働き』より


バクテリアによる放射性廃棄物の処理の可能性


 イギリスのL・マゴス、A・A・タフレイらにより、バクテリアによって水銀が消失することが報告された(1964年)。放射性をもつ水銀203のHgCl2を加えた培養液において、バクテリアを死滅させた培養液と、バクテリアが存在する培養液での残存放射能を測定した。2日後の残存放射能に大きな差が出た。 48時間のうち30%の水銀の消失をもたらす最も活動的なバクテリアは、クレブシエラ・エロゲネスと同定されている。シュードモナス・ピオシアネアという種も見出された。彼らは元素転換に原因を求めることができなかった。
 バクテリアのふるまいは驚異に満ちている。ある種のバクテリアは硫酸の中で繁殖している。またシュードモナスは原子炉中心部の重水の中で生息しており、そこでは人体致死量の何千倍もの放射能を浴びているのである。水銀の実験でバクテリアは放射性の水銀203を消化した。「これは放射性廃棄物の処理に対する研究の新方針とならないだろうか?」
 酵母菌や藻類を用いてもナトリウムからカリウムを作り出せるし、また他の微生物を使ってカルシウムからカリウムを作ることもできる。農業や産業用として、微生物の応用は有用である。
――ルイ・ケルヴラン著「生物学的元素転換」第8章「応用と発展」参考 
           http://www5b.biglobe.ne.jp/~sugi_m/page283.htm より


チェルノブイリで放射線を食べる菌が見つかる
2008年03月03日 11:14
 史上最悪の原子力発電所事故を起こしたチェルノブイリで凄いものが見つかった。なんと有害な放射線を食べて成長する菌が生まれていた。彼らは生き残るために、放射線を食べることを選んだのだ。その菌はチェルノブイリ原子炉の壁に育っているのを、ロボットによって回収された。チェルノブイリはいまだに汚染から回復しておらず、人が入り込めるような環境ではないのだ。回収された菌は豊富にメラニン色素を含んでおり、その表面を紫外線から守っていた。それはどの菌においても同じだった。科学者は3種類の菌である実験を行った。通常、植物は葉緑素によって光エネルギーを吸収して成長する。実験では回収した菌に日光の代わりに、有害な放射線を与えた。すると菌たちは驚くことにこれらを吸収し、成長していった。
 人間にとって放射線は有害なものだが、菌たちにとっては無害どころか有効なものとなっていたのだ。普通では考えられないことだ。この発見は宇宙技術の前進に大いに役立つことになるだろう。宇宙は有害な放射線で溢れているため、メカニズムさえ解明できれば菌を無尽蔵の食料として食べることができ、そして他の惑星に移住する際にも頼ることができる。
 チェルノブイリ原子力発電所事故は人類にとって深刻な被害をもたらしたが、有益な一面も見つけることができた。
     http://digimaga.net/2008/03/fungus_eats_radiation  より


極限環境微生物

極限環境微生物は、極限環境条件でのみ増殖できる微生物の総称。なお、ここで定義される極限環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の生育環境から逸脱するものを指す。ヒトが極限環境と定義しても、本微生物らにとってはヒトの成育環境こそが「極限環境」となりうる可能性もある。放射線耐性菌や有機溶媒耐性菌は、これらの環境でのみ増殖できるわけではなく、むしろ通常条件の方が適しているが、極限環境微生物に含める場合が多い。

極限環境の条件およびそれらの微生物の一般名、代表種は以下の通りである。
高温:好熱菌 - Methanopyrus kandleri(〜122℃)
高pH:好アルカリ菌 - Alkaliphilus transvaalensis(〜pH12.5)
低pH:好酸菌 - Picrophilus oshimae(〜pH-0.06)
高NaCl濃度:好塩菌 - Halobacterium salinarum(〜飽和NaCl)
有機溶媒:溶媒耐性菌
高圧力:好圧菌 - Moritella yayanosii(〜1100気圧)
放射線:放射線耐性菌 - Rubrobacter radiotolerans(16000Gyのガンマ線照射で37%生残)
など      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%B5%E9%99%90%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9 より


放射線耐性菌 - Rubrobacter radiotolerans(16000Gyのガンマ線照射で37%生残)

放射線はDNAの変異源として最も有名であり、放射性物質は癌源物質ではもっとも有害なものの1つである。しかし、放射線耐性菌デイノコッカス・ラディオデュランス は放射線存在下でも増殖が可能である。この種はγ線によって滅菌されたはずの缶詰の中で繁殖していることから発見された。大腸菌やヒトでは、30グレイ程度の放射線量で死に至るが、Deinococcusは5000グレイ程度の放射線に対して耐性を持ち、増殖が可能である。Deinococcusは極めて強力なDNA修復機構を所持していると考えられており、放射線や紫外線によるDNA変異に対して、すぐさま修復機構が働くことによって生育可能となると考えられている。理由は不明だが、パンダの腸内からも分離されている。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%B5%E9%99%90%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9 より


光合成細菌はセシウムを無害化する!

光合成細菌.この菌は,人間の体細胞が細胞内で酸素(オーツー)を活性酸素
(オースリー)にするように,電子を操作する能力があるという.
「電子を操作するというより,「電子銃」を持っているといったほうがいい!」
と言ったのは,分子生物学を専攻する某製薬会社のW研究員だ.
彼の学説は,頭の硬い,または古い学問分野を信じている人間から見れば,
「トンデモ学説」なのだが,製薬会社の研究室で実証しているので,真実だと
信じる以外ない.
きょうは思い切って彼の「トンデモ学説」を話してしまおう.

光合成細菌.この菌は高効率スクリューで放射性物質のところに泳いで行って,
放射性物質,たとえばセシウム137の原子1個を細胞内に取り込む….
これはなぜか?
セシウム137が出す放射線という核エネルギーを利用するためである.
ところがセシウム137は,簡単には放射線は出さない.
セシウム137の半減期は30年だが,これはセシウム原子の半分が放射線を
発射して原子崩壊し,バリウム137になるのに30年もかかるということだ.
そこで光合成細菌はセシウム137に「電子誘導銃」を発射する.
これは,セシウム137に放射線を出させるためである.
実際,光合成細菌の体内に取り込まれたセシウムは,「電子銃」打ち込まれると,
ついつい,うかうかと放射線を発射してしまう….
こうして光合成細菌は,セシウム137の核エネルギーを受領するのである.
一方,セシウム137は光合成細菌に放射線という核エネルギーを与えた瞬間,
原子崩壊してバリウムに変身し,放射線を出さない物質になる.
これを放射性物質の無害化というか? 生物学的原子転換というか?
ともかく,光合成細菌は放射性物質をエネルギー源として利用してきた….
      http://grnba.com/iiyama/   より


乳酸菌(米のとぎ汁、生味噌)が放射能対策に最適!

今後,この国に現出する大量死の様相が具体的に見えると思う.
同時に,濃度の濃い乳酸菌(豆乳ヨーグルト)をこまめに摂取している人間だけ
は,絶対に助かる! ということも.
25〜6年前,ソ連人たちが大挙来日して生味噌を買いまくったことがあった.
ブルガリアのヨーグルトではなく,日本の生味噌が放射能障害を防いでくれる!
というのが,この買い付け騒ぎの原因であった.
その生味噌の効果は絶大であったという.
癌の発症が極小化したのというだから.
      http://grnba.com/iiyama/   より



粘菌
 
6月27日、ハウス内に発生した得体の知れない物質
ココにも先日廃菌床を蒔いたので、その影響で発生したキノコ類と思ったが、どうもこれは「粘菌」らしい・・・・・??そういえば、梅雨の時期、枯葉などにねんきんらしき胞子が沢山ついていた。あれも粘菌だったのだろう。







6月28日、粘菌



参考)下のサイトの粘菌に似ていた
 またしても現れた粘菌
 粘菌画像・・・粘菌とは何者でしょう? 白い泡状の物質、赤いツブツブ、黒く変色、粘菌のツブツブぽいのはヒゲ状に伸びて黒い煙(胞子?)を排出

生物界のはみだし者−変形菌
赤、黄、青、白、緑、紫、オレンジ等々、実にいろいろな色の変形菌がいるんですね。また、形もものすごくバラエティーに富んでいる。コケやカビみたいなものから、雪の結晶みたいに美しいものもあるし、小さいキノコとか虫の卵に見えるようなものまで、多種多様です。
変形菌は、単細胞生物です。細胞は、アメーバ状の形をしていて細胞核もちゃんと一つずつ持っており、雌雄の別もあります。ひとつの細胞の大きさは、他の生物細胞と同様、顕微鏡をのぞかなければ見えないほど小さく、バクテリアを食べながら、分裂を繰り返し増えていきます。ただし、アメーバ等と違うのは、変形菌は雌雄が合体すると、核が分裂するだけで、細胞分裂はしないんです。そして無数の核を持つ大形のアメーバ体、すなわち変形体になります。変形体はあちこち動き回りながらバクテリアを食べて成長し、成熟すると、適当な条件の下で、突然、細かいキノコのような形をした無数の子実体をつくります。そこから胞子が形成され、地面に飛び散って、発芽して、新たな細胞を生み出すというライフサイクルなんです。

妖怪か妖精か? 粘菌との出会い
現在の生物学では、生物は5界に分けられ、粘菌は「プロチスタ界」という種類に分類されているようである。
が、「プロチスタ界」というのは、他のどこにも入らない「その他」みたいな「ゴミ捨て場」で、その「プロチスタ界」の中でも粘菌には親類がいないというから、よほど変わった生物のようである。
動物でも植物でも菌類でもなく、細胞がアメーバ状になってドロドロと動く
まさに「妖怪人間」を思い出させる!
変形体は細胞壁がなく細胞膜がむき出しなので自由に形が変えられる
そして、ここから網目状になって、秒速1mmくらいで進行していく。
赤い球の部分が子嚢(しのう)で、この中に胞子が入っている。
よく見ると、赤い子嚢の下に白い柄がある。


土ごと発酵による自然農法

有機物を鋤込む場合、利用者は高炭素有機物の鋤混みや緑肥の鋤混みを考えることになると思います。
EMは場を最適化する法則があるのではないかと考えています。その法則があるとするなら、鋤込まれた有機物は最適化の対象となり、土の中にいる微生物が最適化のための動きを行う。不都合なモノを排除しようと動くことも最適化の動きと考えられる。木屑は鋤込まれるとどうなるのか?地表にあれば木屑にカビがつきそれから木が朽ちて行き最後に黒い腐植となりほとんど残らなくなる。自然における最適化だとおもいます。

木屑が土にはいった場合土が有用微生物が優先する発酵合成型土壌かその逆の腐敗土壌かによって処理が大きく変わってくると思われます。腐敗土壌の場合はチッソを奪う原因となる。発酵合成型であれば木屑にカビが着いたり、キノコなどが発生してくる。一端キノコが発生する土壌になれば場が蘇生の方向に転換したので土全体に木屑が散乱したとしても、チッソを奪うようにはならないと思われる。

最大の問題は土が腐敗土になっていてそこにEMを使って発酵合成型に転換を図るにはどうすればいいのかという事だろう。EMにとってもっとも大事なのは中心的な働きをする光合成細菌に栄養を与え動いてもらわなくてはならないということになる。

発酵の第一段階で収穫残渣や草が分解されると植物にある有機体のチッソはアミノ酸に変わる、炭素は糖化されグルコースに変わる。第二段階でアミノ酸に変わった窒素が。アンモニアとグルコースに分かれる。炭素分(炭水化物)は発酵分解でグルコースになりピルビン酸を経て乳酸発酵やアルコール発酵に変わる。

大きな問題が発生するのは発酵による第二段階である。窒素の第二段階の変化でアミノ酸の分解が起こる。その際の窒素の行方が問題です。アンモニア態窒素が他のモノ(土に散乱するオガクズ)に利用されるなら同時期に発生する乳酸発酵が次のステップに変化したときに腐敗になると思われます。第二段階で作られるグルコースはあらゆる菌に利用される強力なエサですので腐敗に利用されると極めて悪い結果となるはずです。

第二段階の問題を解決しようとするにはその時点で光合成細菌がアンモニアを処理する行動が必用です。
この問題を解決するには発酵の第一段階で光合成細菌を増やす起爆剤としてのアミノ酸分解をもってくる必用があるのです。だから発酵の資材にアミノ酸を使うと分解過程におけるアンモニアとグルコースの発生により光合成細菌が居ればアンモニアを転換浄化させようとする動きと分裂増殖に必用な基質(エサ)があるために光合成細菌は増えます。土に放り出された光合成細菌は生きるために好気性菌と共生関係を作り自らをネバネバ物質で固めた土の団粒化の中心部分に潜り込み生き残りを図るそういう状況が土を劇的に変える働きをもっているのです。

アミノ酸の効果を考えるならボカシも有効であるはずです。ところがボカシは何時までも残りアミノ酸としての自らの分解で発生するアンモニアとグルコースは土に光合成細菌が居ない場合はこの二つが腐敗転換の元凶物質と変わるということになります。特に土に残りボカシはphが低い関係上 光合成細菌は動きにくいという問題が起きます。ボカシによる腐敗転換は土にCN比の高いオガクズを含む堆肥が多いほど強烈に出ます。

しかし、土の炭素量が高い土に光合成細菌を植え付けて活かすことが出来るなら。光合成細菌の内生基質としての糖の生成量が多いので有利になるのではないかと考えます。そして、土にある高炭素物質が腐植に変わったときCECが増加しアンモニア態での保持が大きくなる。そうなると土ごと発酵の初期からアンモニアが使われるのでEMの発酵には極めて有利となるはずです。

土のCECが大きくなりアンモニア態での窒素固定が増える。光合成細菌が土の強固な団粒化として増えること。これらが土の団粒化を伴い実現すれば。草に着いてる乳酸菌程度で土が発酵する仕組みが出来上がる事になると考えます。これがEM利用の自然農法への道でないかと考えています。

      http://blogs.yahoo.co.jp/gqsqc618/57350100.html  より

10月11日、よもぎの葉を近所でつんできたものを刻み、砂糖を入れながらビンに詰めた
途中、酵母発酵済のブドウと、湯冷ましの水を適当に加え、天然酵母を発酵させる。

10月12日、泡が少し出始める

ビンの口にあるのは、重し用の水を入れたコーヒービン


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