1) |
ワープロで文章を完成させる。
|
ワープロソフト(ワード) |
2) |
画像ソフト(イラストレーター,フォトショップ等)で画像を完成させる。
※ できればRGBカラーでなく、最初からCMYKカラーモードで画像は作成する。
※ フォトショップでビットマップ画像作成の場合は、解像度:400dpi/
カラーモード:CMYKカラーに設定
※ ベジェ線のイラストレーターの場合は、カラーモード:CMYKカラーに設定
|
イラストレーター
フォトショップ等 |
3) |
イラストレーターでA4版原稿(見開きページ)を完成させる。
@ 見開きページのレイアウトの雛形を作る
1ページ15行、1行 文字、行間 mm、柱位置、ノンブル(頁)位置、
タイトルフォントと大きさ、本文フォントと大きさ、ノンブルフォントと大きさ、
柱フォントと大きさ、本文の上下左右の空白位置、等を決める
A ワープロの本文データを雛形に流し込む
B 画像を貼り付ける
C 表計算ソフト(エクセル) で 「製本ページ割」表を作成しながら作業する
D ファイル名は次の通り
CMYK01a/P02・P03.ai CMYK01b/P01・P04.ai
CMYK02a/P06-P07.ai CMYK02b/P05・P08.ai
・・・・・・・・・・
CMYK46a/P182・P183.ai
CMYK46b/P181・P184.ai
|
イラストレーター
表計算ソフト(エクセル)
製本ページ割.xls |
4) |
表計算ソフト(エクセル) で 「割組み」表作成する
@ 両面カラーページが同一のA3原稿にくるように割付する
A 片面カラーページが同一のA3原稿の片面にくるように割付する
B 残りのモノクロページを集めて割り付ける
C ファイル名は次の通り
A3-01表面.ai A3-01裏面.ai
A3-02表面.ai A3-02裏面.ai
・・・・・・・・・・
A3-22表面.ai A3-22裏面.ai
A3-23表面.ai A3-23裏面.ai
|
表計算ソフト(エクセル)
割組み.xls |
5) |
イラストレーターでA3版印刷原稿を完成させる。
@ エクセルの 「割組み」表にしたがって作業する
A A3版印刷原稿レイアウトの雛形を作る
A3トンボ(トリムマーク)、天地指示、紙目指示(タテ目) 、印刷ファイル名の明記、
A4版原稿の流し位置の基準線、断裁線、等を設定する
B A4版原稿の本文データをA3版雛形に流し込む
C A3版下部の原稿は、180度回転させて流し込む
|
表計算ソフト(エクセル)
イラストレーター
A3-01表面.ai
A3-01裏面.ai
A3-02表面.ai
・・・・・・・・・・
A3-22裏面.ai
A3-23表面.ai
A3-23裏面.ai |
6) |
イラストレーターでA3版印刷原稿の色指定を調整する
@ モノクロ画像はグレースケール化する
A 黒文字はグレースケール100% 又はCMYK の K100% に指定
B 画像に載っている黒文字は、CMYK の C1% K100% に指定
C
|
イラストレーター |
7) |
イラストレーターでA3版印刷原稿をアウトライン化する
|
イラストレーター |
1) |
イラストレーターでA5版原稿の扉を作る
※ 扉のノド(綴じ代)の部分は、A5の切断面と一致させておくと 後で断裁する手間がなく
なる。
※ A5トリムマーク、紙目指示(タテ目) 、印刷ファイル名の明記、断裁線、等を設定する
|
イラストレーター |
2) |
イラストレーターでA4版原稿の表紙を作る
※ 表紙は特色一色にしても良いが、モノクロ(黒)一色のグレーでも十分良い
※ A4トリムマーク、紙目指示(ヨコ目) 、印刷ファイル名の明記、断裁線、折線等を設定する
|
イラストレーター |
3) |
イラストレーターでA3版原稿の表紙カバーと帯を作る
※ A6サイズの本の場合、A3の縦長のカバーと、帯がとれる
※ A3トリムマーク、紙目指示、印刷ファイル名の明記、断裁線、折り線等を設定する
|
イラストレーター |
1) |
次の条件が整った印刷会社を探す。
※ ウェブサイトからデータ入稿可能(近くであればウェブ入稿の必要はない)
※ 選択できる紙種類が豊富
※ タテ目、ヨコ目の指定ができる
※ カラープルーフの印刷チェックサービスがある
※ 基本的なデータチェックをしっかりしてくれる
※ 完全原稿作成のための技術的アドバイスがある
※ 質問や問い合わせが迅速に対応してくれる
※ 費用が安い
|
外注印刷会社の選定 |
2) |
カラープルーフで代表的な画像の色チェックを事前に行う
@ 代表的な画像を集めてカラープルーフ専用の色見本ページを作る
A カラープルーフのみのデータ入稿する
B カラープルーフを見て最終的な画像の色調整を行う
|
イラストレーター |
3) |
イラストレーターの完全原稿をデータ入稿する
※ ウェブサイトから印刷発注しデータ入稿する
※ 近くであれば、極力データを持参する方がよい/直接指導を受けられるし、場合によっ
ては簡単なプルーフをその場でプリントアウトしてくれる
※ 「愉快な認知症」で使用した紙種と印刷(全てオフセット印刷)
@ 本紙・・・・・・コート紙 90kg 両面カラー/片面カラー片面モノクロ/両面モノクロ
A 扉・・・・・・マットコート 110kg 片面カラー
B 表紙・・・・・・上質紙 180kg 片面モノクロ
C 表紙カバー、帯・・・・・・コート紙 135kg UVマット二ス仕上げ 片面カラー
|
イラストレーター |
4) |
印刷会社側のデータチェック
※ 印刷会社側で、基本的なデータチェックを行ってもらう
|
(印刷会社側作業) |
1) |
本文の紙カット/A3→A4
※ A3本紙 (23枚)→A4本紙 (46枚)
|
断裁機(できれば電動断裁機 420mm刃)
A3本紙 (23枚) |
2) |
本文の紙カット/A4→A5
※ A4本紙 (46枚)→A5本紙 (92枚)
|
断裁機
A4本紙 (46枚) |
3) |
キャビネットに収納
※ 1段にA5 2種類収納
|
A4版仕分けキャビネット
全46段 |
4) |
表紙の加工
@ 折り冶具に表紙をセット、折り線を目安に位置決めする
A 軍手の指先で直角の折り型をつける
B 背の幅をずらして、もう一方の折り線を目安に直角の折り型をつける
|
表紙(A4)
簡単な折り冶具 |
5) |
扉の加工
※ 中央線(綴じ代)がA5版用紙の淵に設定していない場合は、中央線で断裁する
|
断裁機
扉(A5) |
6) |
表紙カバー、帯の加工
※ A3版長手方向で断裁するためには、420mmの長さの断裁刃が必要
|
断裁機
表紙カバー&帯(A3) |
7) |
見返しの加工
※ ラシャ紙が比較的入手しやすい
@ 紙目を調べてA4ヨコ目になるように切り方を決める
※ 紙目は紙を小さく切って、霧吹きでぬらし、反りと直角方向が紙目
A 四つ切ラシャ紙→A4サイズ2枚にカット(ヨコ目)
B A4を2つ折りする
|
断裁機
ラシャ紙(四切) |
8) |
A5捨て紙を作る
※ 安物のA4のコピー用紙をA5になるように切断しておく
|
断裁機
A4コピー用紙 |
9) |
不織布を作切る
@ 農業でベタガケ用として使用する不織布をホームセンター等で入手
A 不織布を断裁するのに適当な大きさに重ねる
B 重ねた不織布を断裁機で170〜190mm×30mm程度の大きさに切っておく
|
断裁機
不織布 |
1) |
本文帳合
@ 両面をチェックしながら、捨て紙、1a、1b、1a、2b、・・・・・・46a、46b、捨て紙の順に重ねる
A 1冊ずつそろえて保管する ※ 上下にA5版の板を重ねる
|
帳合棚/70冊帳合用
本紙(92枚)
捨て紙
A5版の板(帳合冊数分) |
2) |
本文接合/ノコ刃入れ
@ 冶具セット
A ノコ刃傷付け
B ノコ刃溝入れ
C 掃除機でゴミ吸出し
|
製本冶具
手ノコ
掃除機 |
3) |
本文接合/のり付け
@ 刷毛でボンドを付ける(ボンドB1は水でうすめないと書いてある)
A ワイヤーブラシでしごく
B はみ出たボンドをヘラで取る
C 背側冶具をトップに移動し締める
D 不織布1枚を背に重ねて、刷毛で軽く押さえる
|
ボンド(ボンドB1)
刷毛(毛先を短く切る)
ワイヤーブラシ
ヘラ
不織布 |
1) |
扉、見返し張り
@ 冶具外し
A 捨て紙はがし
B 扉張り/極細歯ブラシでボンドをつける
C 表紙の見返し張り
D ヘラで見返しの上から押さえる
E 裏表紙の見返し張り
F ヘラで見返しの上から押さえる
G 冶具セット/背側冶具はトップ位置で締める
|
接合した本紙
扉(A5)
見返し(A4二つ折り) 2枚
ボンドB1
極細歯ブラシ(歯ブラシの先端のブラシを残してカッターでカットする)
ヘラ
冶具 |
2) |
化粧断裁/地側
@ 天側から 196mm 位置を目安に本をセット
A 厚手の当て紙を本の上に重ねて、断裁機の紙押さえ(クランプ)で固定する
B 断裁
|
断裁機 |
3) |
化粧断裁/天側
@ 地側から 182mm 位置に本をセット
A 厚手の当て紙を本の上に重ねて、断裁機の紙押さえ(クランプ)で固定する
B 断裁
|
断裁機 |
4) |
化粧断裁/小口側
@ 背側から 128mm 位置に本をセット(「愉快な認知症」の場合は133mm)
A 厚手の当て紙を本の上に重ねて、断裁機の紙押さえ(クランプ)で固定する
B 断裁
|
断裁機 |
5) |
表紙カバー巻き
@ 折り冶具に本を表向き、背を手前にセットする
A 表紙カバーを本の上に置き、背の文字を目安に、折り位置を決める
B 軍手の指先で折り目をつける
C 冶具からホントカバーを2〜3cm出して、もう一方の背の折り目を軽くつける
D カバーごと本を裏返して、裏側の小口側の折り目をつける
E 折ったカバーを裏表紙の内側に挟んで上から押さえる
F カバーごと本を裏返して、表側小口の折り目をつける
G 折ったカバーを表紙の内側に挟んで上から押さえる
|
簡単な折り冶具
表紙カバー |
6) |
帯巻き
@ 折り冶具に表紙カバーがついた本を表向き、背を手前にセットする
A 帯を本の上に置き、表紙カバーと帯の模様がぴったり合うように、折り位置を決める
B 軍手の指先で折り目をつける
C 同時にもう一方の背の折り目を軽くつける
D 帯ごと本を裏返して、裏側の小口側の折り目をつける
E 折った帯を裏表紙の内側に挟んで上から押さえる
F 帯ごと本を裏返して、表側小口の折り目をつける
G 折った帯を表紙の内側に挟んで上から押さえる
|
簡単な折り冶具
帯 |
完成!
↑top
|